大覚寺へ |
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2018年 04月 03日
4月に入りましたね
桜も満開で、いや、もう散り始めています。 暖かく、いい季節に入ったというのに、 私はちょっと胃腸風邪を引いてしまって 珍しく一日ダウンしていました。 食べてないのに目覚めたらムカムカ… 頭痛もあったりして、しんどい。 ええーーー! ホワイ〜〜? そんな微熱のある中、 予定通り 2階の部屋の畳を張り替えてもらいました。 もう具合悪いのにヘロヘロでした 笑 次の日の月曜日に 6年ぶりに お医者さんに診ていただきました。 体調がよくないと、 いつもの平気で元気に行動していた自分が まぼろし〜のように思えて、 本当に 感謝しなきゃいけないと、 健康が何よりだと思いますね そして6年ぶりに血液検査もしてもらって… ま、相変わらずの貧血でしたが ドキドキしていたコレステロール的なものも 色々と正常でホッとしました。 … はい、前置きが長かったですが てなわけで、 せっかく娘も春休みに入ったので、 私も体調復活してきたので 今日は2人で近くの大覚寺に行きました! すぐに行ける近所の桜の名所となると、 まずは目の前の妙心寺の「退蔵院」の桜ですが 美大の友達がヨガをしにきてくれて、 3人で咲き始めた紅しだれ桜を見てきました。 その時、インスタに載せた写真です その後、あっという間に満開を迎え、 遅咲きの「アムロの...」じゃなかった、 仁和寺の「御室の桜」もあるけど それはまだちょいと早いし う〜〜ん、 「大覚寺にしよう!」ということで、 行き道の「佐野藤右衛門」さんの 枝垂れ桜がまさかの散っている状態! えええっ! 早いっ! 一日寝込んでいただけなのに こんなに季節が進むのかっ?! 寝転びながら「ルイスの未来泥棒」見て 「相変わらず、ええ話や〜」と 感動している場合じゃなかったんですっ! だよねだよね 今年の桜は早い。 広沢の池、子ども達の通った幼稚園を横目に わ〜〜〜 ってなつかしんでいたら 「旧嵯峨御所 大本山 大覚寺」 に着きました。 私が通った美術大学のお寺だったので 大学の頃に来て以来です。 石塔に「大覚寺御所」と書いてあるように ここは「門跡」 「青蓮院門跡」に行った時にも話しましたが ここも皇族ゆかりのお寺なので ほら見て、 土壁の5本ラインを! 格式の高いお寺の証拠です。 平安のはじめに 嵯峨天皇の離宮として建立されました 弘法大師空海を宗祖と仰ぐ 真言宗大覚寺派の総本山です。 「華と心経のお寺」として親しまれています。 ここは「いけばな嵯峨御流」 発祥の地でもあり、 嵯峨御流の生け花も見ることができます。 「華供養塔」もあるんですよ。 お花さん、いつもありがとう! 玄関門を入ると 同じく皇族や公家が住職を務めた「門跡」である 「仁和寺」とそっくりな感じで 低く仕立てた松があります!素晴らしい! 天皇のおられた所のなので 菊の御紋がドーーン! 大覚寺は 小さな頃も大学生の頃も お寺の隣にある「大沢池」には よく来ていたけど、 お寺の中に入るのはもしかして初めてだったか! 近所ということもあり、 あらためて、またゆっくりと なかなか来る機会がないのが京都人です。 来られて うれしいなぁ〜 再び来るまでに 30年ちかく かかっちゃったよ〜 笑 「辰殿」からお庭を見ると 右近の梅、左近の橘があり、広々とした石庭に 「勅使門」が見えます。 枝垂れ桜がきれいに咲いてくれていました! 諸堂を結ぶ回廊がこれまた素敵! 縦の柱を雨、直角に折れ曲がっている回廊を 稲光にたとえられ、 「村雨の廊下」といわれています。 歩くと、ひよひよと音がする 「鶯張り」の廊下になっています。 「御影堂」の内陣正面には 普通なら仏様がいらっしゃる場所が ガラス張りの透明になっていて、 奥にある 「勅封心経殿」(ちょくふうしんぎょうでん)が 見えるようになっています。 手を合わせるところには 心経殿と五色の紐で繋がれています。 ほらね、 裏から見せていただくとよくわかります! 本当に繋がってるというのが見えて 何だかうれしいね これが 「勅封心経殿」です 繋がっていますよね〜〜 実はここは60年に一度扉が開けられますが 今年の秋がその60年に一度の 「戊戌開封法会」(ぼじゅつかいほうほうえ) が行われるんですっ! 私がいいなぁ〜〜と思ったのは 「御影堂」の横にある、 この京都東山にあった 「安井門跡蓮華光院」の御影堂です 明治4年に移築されました。 松の奥の小さな建物です 内陣の 古いまま残されている格天井鏡板には 花鳥や道具などおもしろいものが たくさん描かれていました。 内々陣の折上の鏡天井には 雲龍図が描かれています そして「五大堂」 不動明王を中心とする五大明王が安置されています ここで「写経」や「写仏」ができます。 大沢池の横にあって、 池に張り出すように広い「観月台」があります。 秋の中秋の名月のころは ここから舟が出るんですよね〜〜 舟に乗るのもいいなぁ〜 桜はもう散っています これ、満開だったらすごいだろうね この大沢池では 時代劇の撮影がよく行われているんですよ〜 五大堂には お花のかわいらしい御守りなどが 売られています。 この「花守り」は1月〜12月の それぞれの月のお花が刺繍されていて かわいいんです 私は11月だから「嵯峨菊」です 2月の「梅」と9月の「りんどう」が 売り切れていました 黄色のスズランや水色の菜の花もあって、 色々欲しくなりました。 娘が花びらの形の 「はなびらむすび」にお願いごとを書きます 桜は散ってるけど ここの花びらもきれい〜 ひらひらひらひら〜 「よろしくお願いします!」 順路に従って 一番最後は奥にある 「正寝殿」へ歩いて行きます。 正面だけでなく、建物の裏や奥側も 「野兎図」などのふすま絵など、 見る所がいっぱいです。 村雨の廊下がすてき! 「正寝殿」は朱色に彩られていて 緑のお庭に囲まれて コントラストが美しいんです 廊下も赤いんですよ 天井には花鳥画がたくさん描かれていました。 奥のお庭を囲む諸堂は 静かで廊下の鶯張りの音が鳴り、 しっとりと落ち着いた雰囲気で いい感じです。 娘も 「カナダのお友達を連れてきてあげたい」 と言っていました うんうん、これは日本らしくて素敵だね 見応えのある境内でした! 私は ここ大覚寺で記念すべき 御朱印帳の6冊目を買うことにしました! だって〜〜 この「野兎図」のうさぎちゃん達が かわいいんだもん〜〜 見て〜〜ほら〜 御朱印をいただきました。 今日は暖かくて… というか 暑くて、 春というより、 初夏という感じでした 車ではクーラーをガンガンきかせてしましました。 でも油断しちゃいけませんね、 風邪引いちゃいますからね、 皆さんもどうぞお体 ご自愛くださいませね! 楽しい春休みを〜〜 .
by muttan625
| 2018-04-03 19:55
| 御朱印めぐり旅
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