2018年 02月 01日
石山寺へ |
滋賀県の大津にある
長浜城へ
竹生島へ
鞍馬寺と立木観音
琵琶湖から流れる瀬田川の西岸にある
「石山寺」にやってきました!
真言宗の大本山
西国三十三所十三番札所です。
ここ石山寺は
747年聖武天皇の勅願により
良弁僧正が創建したお寺です
平安時代は
京都の清水寺、奈良の長谷寺と並ぶ
三観音と言われていました。
重要文化財の「東大門」
東大門の前は
アジア最大級の淡水貝塚が発見された
貴重な場所でもあります
しかしこの地で
安土城を築いた信長は
この石山寺を武将の陣営として使い、
兵火にあい、東大門など損傷しますが
桃山時代 秀吉の頃には
没収されていた寺領も回復され、
淀殿の寄進により再建されました。
安土城と言えば…
ちょうど1年前に雪で遭難しかけた思い出が!
この門をくぐると桜並木です
この通りの両側には
大黒堂など塔頭寺院が並んでいます。
「桜の頃はいいだろうなぁ〜」
拝観料は600円です
まずは目に飛び込んできたのが
「くぐり岩」です
天平時代に作られた大理石を使った
体内くぐりです。
はい、やっときましょう
「むっこ、これ狭くて背中が当たるでっ!
気ぃつけなはれや!」
階段が現れました。
ふふふ
つい数週間前にこの石山寺の前を通って
すぐ近くにある「立木観音」に行ったばかりです
このぐらいの階段は へっちゃら〜
結婚してから草津に暮らす友達も
「こんなに人のいない石山寺は初めてっ!」
だそう。
私はいつもこんな感じでめぐっています
やっぱり平日がいいよね
そして観光シーズンは外しています。
しかし今の時期は寒くてどこもかしこも
シーンとしていますよね。
今日の京都は
朝から雪まじりの雨で底冷えな感じですが
石山寺を訪れた昨日は
とてもよいお天気でした。
今日みたいな日じゃなくてよかった 笑
ここから見える境内には
正面にドカーーンと巨大な岩と、
御影堂、毘沙門堂、観音堂、蓮如堂があります
ここのお堂のお供え物は
紅白の寒天でした!
初めて見ました なんだかかわいらしいね
本堂は石の上に作られていました
本堂は「内陣」と「外陣」がある造りで
内陣は滋賀県最古の木造建築で
国宝となっています
とても立派な造りでした
御本尊は日本で唯一の勅封秘仏、
(勅封とは天皇の命により封印されること)
「如意輪観世音菩薩」さまがいらっしゃいます。
安産、福徳、縁結び、厄除けのご利益があり、
初代は雷により、火災が起こり
足の一部を残して焼失してしまいますが
現在の観音菩薩蔵は
平安時代後期に造られました。
仏様の大きさは5mということですが
う〜〜ん、お姿を見てみたい
(写真は石山寺HPよりお借りしました)
仏像の中から
飛鳥時代に土で造られた胎内仏4体が発見され
国宝級の発見と言われました。
秘仏であるこの如意輪観世音菩薩さまは
33年に一度、御開扉があるんですっ!
その貴重な御開扉は
2016年にお姿を見ることができたんだそう!
どんなお姿なのか!胎内仏って??
詳しくはこちらをご覧下さいませ
石山寺は
紫式部ゆかりのお寺でも知られています
平安時代、貴族の間で
京の都からの「石山詣」が大流行し、
参拝の列は夜な夜な続いたそう。
文学者の参拝も多く
その中でも紫式部の「源氏物語」は
この石山で物語の着想を得たと言われています。
だからほらね、
紫式部がいらっしゃいましたよ
ボタンを押すと
アイボのようなロボットが説明してくれます。
(なぜにロボットなのか? 笑)
ポチッとな!
本堂からは
岩山づたいにお社が造られています
「三十八所権現社」
歴代の天皇をお祀りする鎮守杜です。
それにしても
本当に大きな石の上によく造ったなぁ
足元が悪くておばあちゃん達は
気をつけないと怖いかも
あわわわわ!
おおおっ?
経蔵の建物の高床式の下の
石の上にお座布団? なぜ?
と思ったら
ここが「安産祈願」の場所でした
この石の上に座って祈願するんです
「腰掛け石」です
それにしても、足元はそこらじゅう
石だらけです
このゴツゴツした巨大な石たちは
天然記念物で
「硅灰石」(けいかいせき)と呼ばれる石で
「石山寺」の名前の由来となった石です。
石灰石が突出して花崗岩と接触した時の
熱作用で変質したもので
通常は大理石となる石なのですが
硅灰石となるのはとても珍しいんだって
地表に出てきた新鮮な大理石は
純白色をしているそう。
きっと真っ白な石の山の上に建つお堂は
さぞかし神々しいものだったでしょうね
これは参拝ルートと別の角度から見た
石山です
下から三十八社を見上げています
この上に「多宝塔」があります
うっひょ〜〜
「多宝塔」は国宝なんです
源頼朝の寄進により建立されました。
上下二層のバランス、軒の曲線の美しさは
日本が誇る
最古最美の多宝塔と言われています。
多宝塔の中には
金剛界の「大日如来蔵」さまが
いらっしゃいます。
お供えには色とりどりの花の形の落雁が
タワーのように積み上げられていました
とてもかわいいお供え物でした
(お供え物ばかり注目すんなって?)
そして
奥に進むと「月見亭」があります
ここは「石山の秋月」と言われる
近江八景のひとつで
見晴らしのよい場所です
玉座がありました
ここから見える景色です
瀬田川や遠くには比良山系の雪山が見えます!
訪れたこの日はなんと
皆既月食の日で
しかも月が大きく見えるスーパームーン、
しかも月が赤く見えるブラッドムーン、
しかも満月が1ヶ月に2回見られる
ブルームーンでもあった、
とにかく貴重な月の夜でした!
ここからその月を見られたら
感動だったでしょうね〜〜〜
この日は
曇り空で観測は難しいと言われていましたが
私も京都の空からしっかり
素晴らしい月と皆既月食を
眺めることが出来ましたよ〜〜
さてさて
月見亭の上には第2梅園の
「東風の苑」がありました
(境内には第1梅園、第3梅園もあるんですよ)
梅の花が咲くにはまだ早いよね〜
つぼみだらけの梅の木を見ていると
一輪だけ咲いていました!
おおお〜〜ありがとう〜
姿を見せてくれたんだね
そして梅園の中に植えられている
黄色い八朔のような花びらの
「ロウバイ」は満開でした
もっともっと奥に進んで行くと
藤棚があって、牡丹園などもあるそう
花のお寺としても有名なんですよね
ぐるっと回って時計を見たら
1時間経っていました!
本堂のもっと奥には
神社があったりして時間をかけて
ゆっくり巡ることができます
帰りは「大黒堂」にお参りして
戻ってきました。
石山寺の御朱印をいただきました
今の時期だけ特別の
「西国三十三所草創1300年」の
石山寺の紫式部の印も
押していただきました〜〜
さ〜て
ではでは友達おすすめの
薬膳ランチに参りましょうか!
つづきます
滋賀県を攻める!
親方様の安土城へ
長浜城へ
竹生島へ
トムとジェリーを思い出す
白鬚神社へ
鞍馬寺と立木観音
by muttan625
| 2018-02-01 13:37
| 御朱印めぐり旅
|
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