ソウルの旅「宗廟」へ |
2泊なのであっという間です
関空からアシアナ航空で夜10時に金浦空港に着いて、
予約していたタクシーに迎えにきてもらってビューーンと
いつもの仁寺洞の「センターマークホテル」に泊まります。
いつもは仁川空港だけど金浦だと時間が早く着いていいね!
出てくる時の京都は雨模様でしたが、
ソウルではまだ梅雨入りしていなくて、
しかも梅雨といってもほとんど降らないそう。
ソウルは曇りのち晴れの予報でしたが、
うんうん、いいお天気!日焼け止めが必要だ〜〜!
気温も高めです
長袖でしたが、すぐに半袖にチェンジ!
旅の目的地 まずは
「宗廟」(チョンミョ) に行くぞ〜!
朝は宗廟のすぐ近くにある
「ホボントースト 」に行くぞ〜!
小さいお店だし飲食店が並ぶエリアでは
ハングルが読めないと見つけにくそうだったので、
この間の2月に来た時は適当な感じだったけど
今回はちらっと初めてのエリアにも行くので、
時間のロスがないように
ふたたび地図を作り入念に頭にたたき込んでおきます。
やっぱ手書きでないと 笑
よっしゃぁ
タプコル公園の北側はかなりディープなおっちゃんの園だったけど
クリア! 鐘路3街の交差点にあります
「ホボントースト」でホットサンドを買うぞ〜ぉ
ソウルでは屋台で売られている「トースト」が大人気なんです
明洞に行くと交差点でトーストの屋台が出ています。
仁寺洞のエリアではトーストの屋台は見かけませんが、
中でも「ホボントースト」はチェーン店でホットサンドの老舗!
明洞やここ鐘路にも、あちこちにたくさんお店があるんです
注文するとすぐに焼いてくれます。
ハムチーズサンド 3000Wと
ホボンスペシャル 3500Wにしました! いひひ
うわ〜〜〜! めさめさ おいしい!
ハムチーズはシンプルな味
お家で作ったような焼きたて作り立ての
優しい味です
スペシャルはトマトにニンジンなどの入った卵焼きに、
甘くてピリッとしたジャムやケチャップが入っています
こちらもおいしい〜〜!
お腹いっぱいになったところで よし!すぐに着いちゃった!
地下鉄1号線の走る大きな通りから奥まったところに門があります。
本当は石の階段や石畳があったそうですが
日本軍に道路を建設するために埋められちゃったんだって。そうかぁ...
...しんみり。
外大門です チケットはこの門のお隣で買います
大人1000Wだよ 火曜日がお休みです
韓国では昌徳宮や美術館などは月曜日が休み。
景福宮は火曜日が休み! ふ〜
あぶねーあぶねー
ソウルには景福宮、昌徳宮、昌慶宮、徳寿宮、慶熙宮の
5つの王の住まいである王宮がありますが、
「宗廟」(チョンミョ)は、
王様が亡くなった後その霊を祀った霊廟なんです。
位牌が祀られているところです
ここ宗廟には朝鮮王朝 約500年間、
83名の王様と王妃様の位牌が正殿と永寧殿の2つの建物に祀られ、
王室がなくなった今でも5月になると祭礼儀式の「宗廟大祭」が行われています
この間行った「昌徳宮」のシークレットガーデンのように
ガイドさんが一緒でないと回れない時間制の観覧スタイルなんです
土曜日だけ自由観覧できるんだって
この間は時間が合わず、韓国語ツアーで回って
完全アウェイな状態でわけわからんかったから
今回は何が何でも日本語で聞くぞ!
ガイドさん日本語とってもお上手でした〜
外大門をぬけると
正殿に向かって石畳が続いています。
この石畳は「三道」 (サムド)と言って
三つの意味が込められた道なのです。
真ん中の石段だけ少し高くなっていて「歩行禁止」の案内板が…
中央は神のための道「神路」(シンロ)
右(東)側を王の通る道「御路」(オロ)
左(西)側を皇太子が通る道「世子路」(セジャロ)
と決められています。
「真ん中の道だけは神の道なので王様も歩けませんでした」
なるほどね ちょっと王の道を歩いとこう
ここも歩いたらアカンって! すぐに平民の道におりました
おおっ! 池だ〜
その正殿までには...
「中池塘」(チュンジダン)
「香大庁」(ヒャンデチョン)
「斎宮」(チェグン)
「典祀庁」(チョンサチョン)
などの
王様が身を清めて休んだり
お供え物をチェックする建物があります
儀式のときは王様はこんな姿に。
目の前のジャラジャラが大変そう 笑
大きな木々がたくさん
リスも見ました いいね〜
自然が守られているので小さな動物がのびのびしています。
門の扉の柱の下にこんな形のものが。
なんだかかわいいね
なんといってもここは どーしても見たかった
「韓国観光公社」のCMでも登場する
ドーーンと横に長い「正殿」があります。
そして ついに姿を現しました
「宗廟の正殿」ですっ!
ユネスコ世界文化遺産に登録されています。
ここ正殿は
27代続いた王の位牌が祀られているところです
19室に19人の王と30人の王妃が。
死後の世界で位の高いとされる左(東)の1室には
朝鮮王朝を建国した「太祖」が祀られています。
どうしてこんなに横に長いのか!
初めはこの3分の1の大きさからスタートして
150年後秀吉によって一度焼失してしまいます。
またまた しんみり。
そして400年300年200年と、100年ごとに
位牌が新たに安置されるたびに増築が重ねられ、
単一の木造建築物としては世界最長(総101m)を誇っています!
すごいね〜
すごさが写真ではなかなか伝わらない〜〜!
でもね
この歴代の王が祀られた宗廟には
暴君と言われた二人の王は祀られていないんですって。
10代目「燕山君」(ヨンサングン)と
15代目「光海君」(クァンヘグン)
ガーン!
「光海君」といえば、
映画「王になった男」ではイビョンホンさん、
ドラマ「華政 ファジョン」ではチャスンウォンさんが
暴君として知られた王の素顔を演じておられて
お二人が、とてもよかったので大好きな王なんです。
「そうかぁ...暴君と言われた王は祀られなかったのか…」
もう今朝は何だか
「宗廟」ではしんみりしまくりで
色々と考えながら歩いていました。せつなすぎる。
そして
「永寧殿」(ヨンニョンジョン)
ここは正殿の神室が足りなくなって、
正殿に祀っていた位牌を他の所に移して祀るために新たに建てた別廟。
ここには最後の皇太子である李垠(リウン)が祀られています。
1910年 朝鮮王朝最後の皇太子である李垠は
11歳の時に戦争で日本に人質となって日本に渡り、
梨元宮家3代目の長女である李方子(リマサコ)様と結婚され
1963年に持病があって意識もままならない状態だった李垠は
二人で韓国に帰国しますが、その7年後に亡くなり、
後に李方子様が亡くなったのは1989年。
20年ほど前に、この一番右の場所には方子様の位牌が祀られました。
日本との関わりが深いのですね
今まで観光気分で王宮を訪ねていましたが、
ここ「宗廟」では
今までと また違った思いがあふれてきました。
来てよかったな〜
この「永寧殿」の屋根には
三蔵法師の一行が。
ここには位牌が安置されていますが
王や王族のお墓は風水に基づいて韓国全土にそれぞれバラバラに
埋葬されているんです。
南北が分断される前 朝鮮が一つの国だった頃のこと。
歴代の王の中で
11名の王は北朝鮮に埋葬されているんだそうです。
現在ソウルに宗廟はこれより以前の古い時代のものはありません。
本来「宗廟」は時代の終わりとともに葬られるものなんですが
朝鮮王朝時代の宗廟だけがこうして残っているのだそう。
日本語ガイドツアーは
きっちり50分で終了しました〜
1時間おきに日本語ツアーが出発します。
今日もメモを取りながらの見学でした。
(メモを熱心に取ってたのは私と白髪のおじいさんだけ 笑)
見たい所をパ〜ッと見ちゃえる自由観覧もいいけど、
やっぱりガイドさんの説明を聞きながらじっくり回るっていいですね
とても理解が深まりました。
よかった〜
さてさて
お次はパワーあふれる市場のあるエリア「東大門」へ!
レッツラゴーだぞ!
しんみりしてないで 元気出すぞ! 笑
.
お帰りなさい~(*^▽^*)
韓国に行ってきますって書いてあったからびっくりしちゃって^^でももうむっちゃんも海外の旅も慣れたものね^^
2泊でも楽しめたようでよかったわ~
ガイドさんの説明つきでいろいろ回れてメモとってこれだけ詳しく書けてすごい~メモだけでもこれだけ書けないで~
暗記もいつもながら素晴らしいです
日記に書けてよかったですね
こうしてすぐに思い返して見ることができるものね^^
ウォンも0をひとつ外して300円ほどになることおしえてもらってたし(前回2月のときね^^)
サンドも美味しそうで楽しいそうでしたよ~
これからの日記も楽しみに見せてくださいね~♪
「宗廟」の長い正殿はよかったですよ〜
ガイドさんと一緒だとボケ〜ッと時間が過ごせないのが残念ですが
説明を聞かないとダメな気もします。
とくにここは位牌を祀られている場所なので
神聖なところなんだよね よく知ったうえで見た方がいい
ドラマのおかげで?その王がどんな王様なのか、事よく知ってるから 笑
「根の深い木」のハングルを作った世宗や、イサンや英祖...
廃位された燕山君の話もドラマでよく出てくるのでわかります
チュモンはとっても古い時代の高句麗の王だから
チュモンもお墓は北朝鮮なの
国の事情で、なかなかお参りにいけない悲しさがあるね。
だんだん朝鮮の歴史を語れるようになってきた?! 笑