青蓮院門跡へ |
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2017年 05月 24日
友達3人で
新緑を楽しみたいということで、 私の好きなエリア、岡崎に! まずは「青蓮院門跡」に行きます! 平安神宮の鳥居がある神宮道を南に行くと 知恩院、八坂神社などへ続く道ですが、 三条通を越して知恩院までの間、 「粟田口」というところに 車で前を通るたび、目がうばわれてしまう、 大きなクスノキが素晴らしいところ。 そこが「青蓮院門跡」です。 昔は「粟田御所」とも言われていました ほら、この大きなクスノキ! 天台宗には 京都で五つの門跡(もんぜき)があって 「京都五ヶ室門跡」と言われていて、 五ヶ所のうちの、 比叡山延暦寺の三門跡といわれる 青蓮院門跡 三千院門跡 妙法院門跡 他に 曼珠院門跡 毘沙門堂門跡 があります (京都には全部で13の門跡があります) 「門跡」とは 皇族や公家が住職を務めた寺院です 前回行った「三千院門跡」も 同じ延暦寺ゆかりの門跡だったし、 「青蓮院門跡」に行ってみたい! と思いました。 大学生の頃、エキストラで参加した 与謝野晶子の生涯を描いた 深作欣二監督の映画で「華の乱」 吉永小百合さんがこの木の下で撮影されたはず... (着物で深夜の撮影が大変だったので もう二度と映画のエキストラはしない。笑) ここは天台宗の祖である最澄が 比叡山延暦寺を開くにあたって造られた 住坊のひとつで、円仁、安恵、など 延暦寺の「法燈」を継いだ 著名な僧侶の住居となり、東塔の主流な坊で、 「青蓮坊」と言われていました。 親鸞聖人もここで得度され 知恩院や本願寺の源、 浄土宗、浄土真宗の聖地と言われています。 わ〜〜 とにかくクスノキが素晴らしい! お寺のまわりに4本、庭園に1本、 これらの立派な5本のクスノキは 京都市の登録天然記念物に指定されており、 12世紀の末に親鸞聖人が植えられたものと 伝えられています。 ここは入り口の門の横にある 「長屋門」です さてさて入りますぞ〜〜 石畳の上には 空を覆っているクスノキの緑が。 もみじも青々と咲いていますが ここはクスノキの緑がとにかく目を引きます 美しい 中に入るとまずは 「華頂殿」です ふすま絵は現代の作家さんによるもので 最近、どこのお寺もふすま絵が次々に 現代の方が描かれたものに変わっています。 (…が、私は昔のままが好きです。) お庭を見ながらほっこりできます。 私がいいなぁと思った壁に描かれた絵。 時が流れて優しい色使いになって とてもいい感じでした。 (えっ?掛け軸に注目しろって?) 「小御所」に向かう廊下に 秀吉が寄進した「一文字手水鉢」 妙心寺の「東海庵」のものと似ています そして有縁の天皇や歴代の門主の 御尊牌が祀られている 「辰殿」(しんでん)には 私の好きな、あの 「元三大師」(良源)さまが いらっしゃるんです! 尊勝院で会えると思っていましたが ここ青蓮院におられました。 18代天台座主で、比叡山中興の祖であり、 観音様の化身と言われ 厄除け「角大師」として信仰されているのです 私も「廬山寺」では 元三大師の押し印の御朱印を、 「三千院」では厄除けのお札をいただきました。 この「元三大師」さまがここにいらっしゃる! あの愛嬌のあるお姿しか知らなかった私は お祀りされている人間のお姿の元三大師さまに 出会えて感激でした (ここに来たのはこの目的もありました) で 実はこの元三大師は日本で初めて 「おみくじ」を考案された方でもあり、 ここで由緒正しき「おみくじ」を ひくことが出来るのでございます! 普段、良くも悪くも結果を信じてしまうため、 最初から占いやおみくじを絶対にしない主義 な、小心者の私ですけども、 ここは… やっておきます。 おみくじを引くのにも 「効力のある引き方」があるんだそう。 はい、えーー 「元三慈慧大師 常住金剛」を三回ね、 えーーがんざんじ..え..だいし?え? じえだいし? むっ、むずかしい! 友達が 「これ、ひらがな見ないで、 漢字を読んだ方がええんちゃう?」 はいはい 結局、看板をガン見しながら唱えました。 精神を統一させ、 シャカシャカ振って出てきました 「こんなんでましたけど」 ほほう、81番ね 「そのまま出たおみくじを持って受付へ」って いいのか、これ持ってって! みんなで1本竹串を手に持って みたらし団子食べたあとか!って 感じにしか見えない状態で、 庭を眺めのんびり。 受付でいただきました。 「小吉」でございました。 友達は吉と大吉! へへへ 結ばずに持って帰ってもよいとのことで 持って帰ります。 お次は靴を履いて 庭園に向かいます でも庭どころではなく、 しばし みんなで おみくじの結果にワイワイです。 広いお庭で池を中心に回遊式庭園になっており、 満開の時はさぞや美しかっただろう、 「霧島つつじ」など たくさんの花が植えられていました 手入れが行き届いています。 竹やぶの横にある「日吉社」 かわいい狐さんがいらっしゃいました なぜかとても狐さんに惹かれました。 庭からもお参りできる「本堂」には この青蓮院の御朱印にもなっている 御本尊が祀られています。 「熾盛光如来」(しじょうこうにょらい) 翡翠に現れた仏様のお姿が見られるそう。 「お寺の土壁を見て! 5本線が入ってるでしょう〜? このお寺の壁にある「線」は ミシュランの星みたいに、 お寺の格式を表していて 5本が一番格式が高いんだよ〜」 定規筋といわれる線で 他に3本、4本のところもあります うちの前の妙心寺も仁和寺も5本線です。 「へーーーー」 さきほどの「辰殿」の前、 おみくじを持ったまま見ていた庭は 皇室にゆかりの門跡特有の建物と庭の配され方です 仁和寺などもこうなっています。 おひな様と同じで 右に桜、左に橘が植えられています。 境内にある1本である大きなクスノキが。 広々としていて美しい 「鐘楼」 鳴らしていいそうで、ここはやっぱり ゴーーーンって鳴らしました。 余韻を楽しんでから お次の方へ。 ゴーーーン! お寺を出ようと門に近づくと 「植髪堂」と描かれた看板が! なにっ 植髪?? お堂に上がらせていただき、 なむなむ とお願いごとを。 友達も私もなぜかそれぞれの相方のために 「髪の毛が(もっと)生えてきますように」 「髪の毛がこれ以上なくなりませんように」 と 願います が… 「そうじゃないよね」 笑 (ちなみに私の相方は大丈夫です) 何がっ??! ここは 親鸞聖人が9歳で ここ青蓮院に入られ、出家され得度を行う時に 親鸞さまの髪の毛を人形に植え付け、 ご無事を願ったということで 「植髪堂」と言われているところなんどす! けして旦那さまの 「育毛」のことをお願いしないように 笑 青蓮院門跡の御朱印をいただきました ドーーンと菊の御紋です! さすがっ! さてさて ではお次は この「青蓮院」の境内?でもある 京都の東の端にある景色の素晴らしい場所、 「将軍塚」のてっぺんにある 「将軍塚青龍殿」を目指します。 途中にある「尊勝院」にも寄ります 「東山トレイルで行く」ってあったけど どのサイトを見てもわかりにくくてドキドキ どれどれ 廊下に貼ってあった お寺の方が書かれた案内を見ます ほほう、木の橋ね。渡るんだね、必ず。 手書きの地図って大好き 笑 いいね〜 そして… 外に出て クスノキの余韻にひたっていると、 ふと平安神宮の方向に目を向けると 神宮道をこちらへ 白装束の団体さんがチラッと見えます 笠をかぶり、杖をもっておられます 巡礼の方かな〜って思っていると むむむ? なんだか 尋常じゃないスピード感! あれは! まさか!? 集団の中央に お一人だけ 細長い蓮の葉がくりーんと巻いたような 特徴的な笠を かぶられた方がっ! 阿闍梨さんです! (私も大好きな、あの 京都の和菓子とちがうんどすえ!) キャーーーーー!! 大興奮の私の横で 通りかかったタクシーがキキッ!と停まり、 運転手さんが 「あそこ、 阿闍梨さんやでっ! 早よ行って拝んでもらい!」 「はいっ!」 なぜか通りすがりの見ず知らずの タクシーのおっちゃんと 意気投合し、言い知れない連帯感を持って 背中を押してもらった不思議な瞬間でした。 しかし、 こちらにいらっしゃる!と思った瞬間、 角をキュッと曲がられて横道に入られた! ドドドドドドーーーー! 猛ダッシュで 阿闍梨さんのご一行を後を追います! しかし 阿闍梨さんの歩く速度、凡人には 追いつけず、 アアアアーーー! 後ろ姿に 手を合わせるしかありませんでした 昔、大学生の頃か、NHKで 当時、大阿闍梨でいらっしゃった 酒井雄哉(さかいゆうさい)さんの密着特集を 見て以来、 私にとって「阿闍梨さん」は 生きた仏のお姿である尊い方で、 尊敬し、憧れの存在なのです なかなかお目にかかれない尊い方。 もう、感動です! 鳥肌が立って しばらく興奮冷めやらずで 知らない人が見たら 「トムクルーズでもいたんか?」って 感じだったと思うんですが そばにいて、とにかくわけわからんけど 猛ダッシュする私に ついて走って来てくれた友達2人は そんな 大興奮の 私とタクシーのおっちゃんを見て、 ?? ぽっかーーんです。 笑 阿闍梨さんは 比叡山延暦寺で「千日回峰行」を行った 生身の不動明王といわれる僧のことで 7年間、1年に100〜200日、合計1000日間 比叡山の山内4万キロを巡拝し、 途中「堂入り」といわれる 9日間 断食、断水、不眠、不臥 途中で行をやめた者は自害せねばならないという 荒行を行います。 (それを2回満行された方を大阿闍梨といい、 延暦寺では酒井雄哉さんを含む3人だけ) そんな尊い阿闍梨さんのお姿を 目におさめられただけで もう 幸せでした。 お姿を見送ってたたずんだ 信号のある小さな交差点、ここが 「粟田口」です よっしゃ〜〜! 東山トレイルの入り口はここかー! わかった〜〜〜 よし、いくぞう! あまりに長くなったので つづきます。 同じ比叡山延暦寺ゆかりの門跡 「三千院」の阿弥陀さま素晴らしかった! .
by muttan625
| 2017-05-24 14:39
| 御朱印めぐり旅
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